木造住宅の耐震診断を行いました。

築年数は50年以上前でした。という事ですので旧耐震基準（昭和56年5月以前）の建物となります。

　この当時では構造材同士の継手には接合金物はほとんど使われておりません。木材同士の組み合わせ技術は見事ですが、ここは弱点ともなり得る箇所です。

 

　床下も潜って点検致します。白蟻や腐朽菌の被害と床下の環境について調べていきます。

　また、壁の配置や量、屋根材、壁面等の状態についても調査し、平面図に落とし計算していきます。

　評点1.0以上では「一応倒壊しない」との判断ですが、今回の場合1階、2階の縦横方向とも評点1.0未満でした。この後耐震補強をする為の概算金額を提出し、耐震診断は終了しました。このあと耐震補強するかしないかはお家のかたの判断になりますが、自宅の状態を知っておくだけでもいざという時に役立つのではないかと思います。

https://www.city.shikokuchuo.ehime.jp/kurashitetsuduki/sumaikurashi/kenchiku/taishinshindan.html